撮影場所の和白干潟について
都会のすぐそばに広がる水鳥の楽園、博多湾・和白干潟
福岡市東区に位置する「和白干潟」は、博多湾の東奥部に広がる約80ヘクタールの貴重な砂質干潟です。
周辺の沿岸部の多くが人工海岸となるなか、和白干潟には昔ながらの砂浜、岩礁、ヨシ原、松林といった豊かな自然海岸が今も残されています。「にほんの里100選」にも選ばれており、都会にいながら豊かな生態系に触れられる貴重なスポットです。
和白干潟の3つの魅力
🐦 世界を旅する渡り鳥たちの中継地
和白干潟は、東アジアを移動する水鳥たちの「渡りルートの交差点」として国際的に知られています。
- 多彩な飛来数:これまでに230種以上の野鳥が確認されています。
- 希少種の聖地:絶滅危惧種のクロツラヘラサギやズグロカモメ、ツクシガモが冬を過ごします。
- 名物のミヤコドリ:日本では珍しい白黒の鳥「ミヤコドリ」の定常的な渡来地としても有名です。
🦀 生物多様性のワンダーランド
鳥たちがたくさん集まる理由は、干潟の砂や泥の中に豊富なエサがあるからです。
- 底生動物の宝庫:アサリやウミニナなどの貝類、多種多様なカニ、ゴカイなどがひしめき合っています。
- 浅海の生きもの:ハゼやカレイの幼魚などの魚類も多く、複雑で安定した食物連鎖(干潟生態系)が作られています。
💧 20万人分の水をキレイにする「天然の浄化槽」
干潟に住む小さな生きものや細菌たちは、川から流れてくる有機物を食べて分解する水質浄化の役割を担っています。
- 驚異の浄化能力:和白干潟全体で、1日に約20万人分のし尿処理能力に相当する有機物を処理できると試算されています。
- 海の酸素カプセル:生きものたちの活動によって干潟に酸素が供給され、博多湾の健康を守っています。
今回撮影した地点はこちら
アクセス
【所在地】 福岡県福岡市東区和白
【アクセス方法】
- 西鉄貝塚線「唐の原駅」または「和白駅」から徒歩圏内
- JR香椎線「和白駅」から徒歩圏内
⚠️ 干潟を訪問する際のご注意
- 足元の安全:干潟に入る際は、ガラス片や殻での怪我を防ぐため、サンダルや靴を着用しましょう。
- 野鳥への配慮:野鳥を観察するときは、驚かせないように静かに見守りましょう。